わたしのとっておき
『細川ガラシャ夫人』
三浦綾子
作品概要、あらすじ
三浦綾子 著『細川ガラシャ夫人(上)(下)』(新潮文庫刊)
明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、十六になった時、織田信長の命令で細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。女性が男性の所有物でしかなく、政略の道具として使われた時代に、玉子は真の人間らしい生き方を求めて行く……。実の親子も殺し合う戦国の世にあって、愛と信仰に殉じた細川ガラシャ夫人。その清らかにして熾烈な悲劇の生涯を浮き彫りにした著者初の歴史小説。(新潮社webサイトより)
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戦国の世、細川ガラシャ夫人だけではなく全ての人々は時代に翻弄され、その運命に抗うことは出来ませんでした。私達は、その事実の延長線に存在しているにもかかわらず、戦国の世、運命に抗うことの出来なかった人々を歴史物語の一片と捉えているのではないでしょうか。けれど「世界で今」目を覆いたくなるような戦争が続いています。戦争を目の当たりにし、新型コロナウイルス感染症の脅威に見舞われ、誰しもが、先行き不透明な時代を生きていると実感したのではないでしょうか。私は、細川ガラシャ夫人の凛とした生き様に心を打たれ、そして、現在を生きる私達に、境遇に左右されながらも強く逞しく、自身の想いを全うすることの尊さ、一筋の光を示していると感じるのです。
男女問わず 年齢問わず
中学生以上でしょうか・・・
誰しも思いもよらぬ境遇の変化に見舞われることがあるのではないでしょうか。私の人生はそのようなことの連続でした。時に戸惑い辛く苦しく感じることがあるかもしれません。そんな時読んでいただきたいと思います。
株式会社ドムドムフードサービス
代表取締役社長
藤﨑 忍
青山学院女子短期大学卒
青山学院初等部、中等部、高等部を経て、青山学院女子短期大学卒業。39歳まで専業主婦として過ごす。夫の病を機にSHIBUYA109 のアパレルショップ店長などを経て2011 年に居酒屋を開業。2017年11月、51歳の時に株式会社ドムドムフードサービスに入社。2018年8月、同社代表取締役社長に就任。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022」受賞。