わたしのとっておき
『竜馬がゆく』
司馬 遼太郎
作品概要、あらすじ
司馬遼太郎 著『竜馬がゆく』全8巻(文春文庫刊)
青春小説の名作が読みやすくなって再登場。前半は、奥手だった幼年期から、剣術修行、脱藩、勝海舟との出会いと海軍塾設立までを描く(文藝春秋BOOKSwebサイトより)
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天保6年11月15日に生まれた坂本龍馬。弱虫でいじめられっ子だったが、江戸に剣術修業に来たときペリーの黒船に遭遇。以後、海軍をつくり日本を守るという志(目標)を持ち、やがて脱藩して海援隊を創設することで夢をかなえた。また薩長同盟の仲介をするなど日本を動かす活躍を見せたが、慶応3年11月15日、奇しくも誕生日に何者かによって暗殺された。江戸に留学したり、脱藩したりして広い世界を見たからこそ、大きな仕事ができた龍馬。ぜひ若い方々には海外へ出て世界を見聞し、大きな視点に立ってスゴい活躍をしていただきたい。
高校生、大学生
心がくじけそうになったとき、生きる希望が見いだせなくなったとき。
歴史作家
河合 敦
青山学院大学文学部卒
青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院教育学研究科社会科教育専攻(日本史)博士課程単位取得満期退学。高校の教員として都立高校や私立高校で長年教鞭をとり、現在は多摩大学経営情報学部客員教授、早稲田大学教育学部非常勤講師を務める。第17回郷土史研究賞優秀賞、2021年雑学文庫大賞(啓文堂主催)を受賞。著書に『平安時代の文豪』(ポプラ社)、『日本史で読み解く「世襲」の流儀』(ビジネス社)など多数。テレビ「歴史探偵」(NHK総合)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、「日本史の新常識」(BS-フジ)などに出演。NHK時代劇『大富豪同心』、『大奥』など時代考証も多く手がける。