わたしのとっておき
『四つの署名』
アーサー・コナン・ドイル/著 日暮 雅通/訳
作品概要、あらすじ
アーサー・コナン・ドイル/著 日暮 雅通/訳『四つの署名』(光文社文庫)
月刊誌連載の前に書かれた長編第二作。事件のない退屈をコカイン注射で紛らすホームズという、ショッキングな幕開けから、ホームズの語る“推理の科学”、そしてメアリ・モースタン嬢の持ち込む不思議な事件へと、物語は興味深い展開をみせる。ベイカー街不正規隊の活躍、依頼人に惚れてしまうワトスン、アグラの財宝にまつわる話など、面白み満載。(光文社文庫webサイトより)
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『名探偵コナン』の名前の由来となったコナン・ドイルが作者で、コナン君の敬愛する探偵であるシャーロック・ホームズが主人公。シャーロック・ホームズという名前は知っていても作品は読んだことがない、という方もいるかもしれません。ぜひ、実際の活躍を読んでみてください。わたしは50年前か51年前、小学生の時に初めて読みました。その時には子ども向けで『怪盗の宝』という題名でした。
もしも読んだことのない方がいらしたら、どなたでも。大人向けの翻訳はもちろん、子ども向けの翻訳も出ています。
わくわくしたい時に。ヒロインに届く不思議な贈り物の謎に始まり、怪奇な犯罪、捜査、犬を使っての尾行、そして河の上の大追跡と、全く飽きません!
小説家
北原 尚彦
青山学院理工学部卒
青山学院大学理工学部物理学科卒業。作家・翻訳家・ホームズ研究家・古書研究家。
日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ第21代事務局長。日本古典SF研究会会長。
1990年に小説家デビュー。著書は小説『シャーロック・ホームズの蒐集』『ホームズ連盟の事件簿』他、研究・エッセイ『初歩からのシャーロック・ホームズ』『シャーロック・ホームズの建築』他、翻訳キム・ニューマン『モリアーティ秘録』他。
『シャーロック・ホームズ語辞典』は第73回日本推理作家協会賞及び第20回本格ミステリ大賞候補となり、第43回日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞。
『ミス・シャーロック』(Hulu)等ではドラマ監修。