わたしのとっておき

『塩狩峠』『沈黙』

三浦 綾子(『塩狩峠』)、遠藤 周作(『沈黙』)

作品概要、あらすじ

三浦 綾子 著『塩狩峠』(新潮社刊)

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私自身、上記2冊は高校生の時に読んで衝撃を受けた記憶があります。高校受験が終わってホッとしたのですが、3年後に今度は大学入試があると思うと、苦痛でしかありませんでした。そもそも、何のために受験するの?将来何になりたいの?と自分に問いかけても何も分かりませんでした。そうした心境の時にこの2冊の本を紹介されて読んだとき、人は何のために生きるのか、何が人生で本当に大事なことなのか、改めて考えるようになりました。そうした意味で、この2冊の本を読んだことは私の人生の出発点だったと思います。

中学生、高校生、大学生

自分の中で、これからの人生を真剣に考えるようになったとき

青山学院大学教授/陸上競技部部長

内山 義英

国際政治経済学部