わたしのとっておき
『塩狩峠』『沈黙』
三浦 綾子(『塩狩峠』)、遠藤 周作(『沈黙』)
作品概要、あらすじ
三浦 綾子 著『塩狩峠』(新潮社刊)
結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。
(新潮社webサイトより)
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私自身、上記2冊は高校生の時に読んで衝撃を受けた記憶があります。高校受験が終わってホッとしたのですが、3年後に今度は大学入試があると思うと、苦痛でしかありませんでした。そもそも、何のために受験するの?将来何になりたいの?と自分に問いかけても何も分かりませんでした。そうした心境の時にこの2冊の本を紹介されて読んだとき、人は何のために生きるのか、何が人生で本当に大事なことなのか、改めて考えるようになりました。そうした意味で、この2冊の本を読んだことは私の人生の出発点だったと思います。
中学生、高校生、大学生
自分の中で、これからの人生を真剣に考えるようになったとき
青山学院大学教授/陸上競技部部長
内山 義英
国際政治経済学部