わたしのとっておき
『Wer nur den lieben Gott lässt walten, BWV 642』 バッハ作品番号642番
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
作品概要、あらすじ
1
「1人だけど1人じゃない」
苦しみが大きいほど孤独を感じ、この苦しみは誰にも分からない、伝えられないとますます絶望的になります。なぜ自分だけが、と怒りにとらわれることもあります。そんな時に短くも力強いこの曲を繰り返し聴いていると、自分の重荷や暗闇が小さくなっていくのに気付きます。『愛の神にひたすら依り頼む者は』の曲名どおり、ただ主を信じ、全て神に委ねれば必ず良い方に導かれることを、思い出すのです。
苦しみや悲しみに打ちひしがれている人
絶望にとらわれた時、大音量で繰り返し聴く(短い曲なので)。
青山学院初等部教諭
𠮷野 かおり
毎朝学校で、
「主よ、我らに与えたまいしこの仕事を主に捧げまつる。
願わくは尊敬と注意を以て、
神の栄光のみのために果たさせたまえ」
(ナザレ修女会のシスターに教わったお祈り)
と祈ってから仕事を始める。
自分の忙しさに負け、祈らずに始まった日は、うまくいかない。
求めよ、さらば与えられん、である。