わたしのとっておき
『少女終末旅行』
つくみず
作品概要、あらすじ
つくみず『少女終末旅行』(新潮社)
文明が崩壊した世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。日々の食事と燃料を求めて移動を続ける夢も希望もない毎日だけど、そんな「日常」もふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、終末日常ストーリー。
150
150年後の世界はもしかしたら、この物語のようにすべて崩壊してしまっているかもしれない。未来がどうなるかわからないからこそ、ほんの束の間の終末を楽しんでみませんか?
中学生以上
文明が崩壊した後の終末世界という絶望的な状況の中、旅をする少女二人はほのぼのとまるでその終末を楽しむかのように日常を繰り広げる。現状を楽しむ大切さを学びたいときにおすすめです。
青山学院大学生
冨波 杏
総合文化政策学部