わたしのとっておき
『ファーブル昆虫記』
ジャン・アンリ・ファーブル/作 奥本 大三郎/訳・解説 見山 博/標本画・漫画
作品概要、あらすじ
ジャン・アンリ・ファーブル/作 奥本 大三郎/訳・解説 見山 博/標本画・漫画 全8巻(集英社刊)
『昆虫記』は、フランスの昆虫学者ファーブルが、一生かけて書いた、昆虫の観察記録とその思い出です。南フランスの山の中にうまれたファーブルは、都会に出て苦労しますが、一人で学問を身につけ、ついにこの大きな仕事を完成します。苦しいときにもファーブルをはげまし、元気づけたのは、大自然の調和の中で生まれつきのすばらしいくふうによって生きている昆虫たちの魅力と、家族の愛でした。『昆虫記』は、自分がほんとうにすきなことの価値を信じて、力をつくした人と、わたしたちをとりまく自然の物語です。奥本大三郎(訳・解説)
(集英社webサイトより)
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小学生の夏休みは、いつも朝早く起きてセミやオニヤンマがさなぎから成虫になり、日が昇って飛んでいくまで飽きずにずっと見ていました。生物学者になりたいと思ったのはこの頃でした。工学の分野に進みましたが、対象物からデータを集め、体系化して真理を見つけるのは生物も工学も同じと思っています。そのような目を養ってほしいですね。
特に、初等部の生徒に読んでほしいです。
タイトルを見て、自分の興味をさらに深く掘り下げてみたいと思った時や、自分と同じような興味をもっている著者が書(描)いた本だと思った時ですかね。
青山学院大学名誉教授
橋本 修
東京工業大学院博士課程了(工学博士)。1991年青山学院大学助教授、1994年イリノイ大客員研究員、1997年青山学院大学教授に就任。2012年同大学理工学部長・理工学研究科長、2016年同大学副学長を経て、2022年より同大学名誉教授・客員教授・プロジェクト教授。環境電磁工学に関する研究に従事する。
2003年エレクトロニクス実装学会論文賞、2006年Asia Pacific Microwave Conference(APMC) 2006 Prize、2010年International Workshop on Antenna Technology 2010 Best Paper Prize、各受賞。
電子情報通信学会マイクロ波研究専門委員会委員長・エレクトロニクスシミュレーション研究専門委員会委員長・エレクトロニクスソサイエティ会長等を歴任する。
主な著書に、『高周波領域における材料定数測定法』(森北出版 2003)、『実践FDTD時間領域差分法』(森北出版 2006)、『ミリ波技術の基礎』(電気学会 2009)、『現代電子情報通信選書「知識の森」マイクロ波伝送・回路デバイスの基礎』(オーム社 2013)等がある。電気学会(フェロー)、電子情報通信学会(フェロー)、 IEEE各会員。