わたしのとっておき
『深夜プラス1』
ギャビン・ライアル/著 菊池 光/訳
作品概要、あらすじ
ギャビン・ライアル/著 菊池 光/訳『深夜プラス1』(早川書房)
腕利きドライバーのケインが受けた仕事は、ごくシンプルに思えた。相棒となるボディガードとともに、大西洋岸のブルターニュからフランスとスイスを車で縦断し、一人の男を期限までにリヒテンシュタインへ送り届けるだけだ。だがその行く手には、男を追うフランス警察、そして謎の敵が放った名うてのガンマンたちが立ちはだかっていた! 次々と迫る困難を切り抜けて、タイムリミットの零時1分過ぎまでに、目的地へ到達できるのか? 車と銃のプロフェッショナルたちが、意地と矜持を見せつける。冒険小説の名作中の名作が、最新訳で登場!(※新訳版のあらすじです。ハヤカワ書房webサイトより)
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小説作りにおける自分の0地点。ある人物をA地点からB地点に運ぶだけのシンプル極まりない話なのに、とんでもなく面白い。多くの小説が自分のベースになっているが、大学時代に出会って、エンタメの基礎を学んだのがこの小説。
クリエイターを目指す全ての学生に
ストーリーの展開に詰まった時。シンプルこそ最高ということを教えてくれる一冊。
小説家
堂場瞬一
青山学院大学国際政治経済学部卒
青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。読売新聞在籍中の2000年に、野球小説『8年』で小説すばる新人賞を受賞して作家デビュー。2013年から作家専従に。著書に「警視庁総合支援課」「ラストライン」「警視庁追跡捜査係」「ボーダーズ」などのシリーズ作品のほか、『ルーマーズ俗』『守護者の傷』『デモクラシー』『ザ・ミッション』『オリンピックを殺す日』『小さき王たち』『幻の旗の下に』など、警察小説、スポーツ小説多数。2024年には初の翻訳も手がけた(『キングの身代金〔新訳版〕/エド・マクベイン著』)。著書は間もなく200冊に達する予定。