わたしのとっておき
『エンドレスピーク』
森村 誠一

作品概要、あらすじ
森村誠一著『エンドレス ピーク[上]』(光文社文庫刊)
太平洋戦争勃発直前の昭和十六年の夏、日本・中国・アメリカの五人の若者が槍ヶ岳の頂上に立った。いつの日か平和が戻ったらこの山頂で再会しようと五つの石を持ち帰る。だが、彼らはそれぞれ、零戦パイロット、陸軍特攻空挺隊員、対外宣伝放送アナウンサー、抗日レジスタンス、米軍語学兵の道を歩む。戦争に引き裂かれた二度と帰らぬ青春の日々を描く傑作大河ロマン。(光文社webサイトより)
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青山学院大学文学部英米文学科を卒業し、ベストセラー作家となった森村氏が、300を超える著作の中で、1番の力作と紹介している作品。青山学院(青風学院)で学ぶ国籍も性別も異なる5人の学生が戦争によって分断されるが、再会の約束を胸にそれぞれの戦いに向き合っていく。「戦争は若者の命と無限の可能性を奪うことなしに成立しない。戦争は若者の天敵だ」との森村氏の叫びが生まれた史実をこの小説から知ってもらいたい。
大学生 院生
学徒動員から80年たった今、かつて若者がどのように戦争に巻き込まれたのかを知ることが、世界の平和を求める時に必要な知識です。青山学院の校歌が登場する作品を、今こそ読んでもらいたい。


青山学院院長/幼稚園園長
山本 与志春

青山学院中等部教諭、中等部部長を経て、2014年青山学院常務理事、2018年に第15代青山学院院長に就任。青山学院幼稚園園長も務める。
東京私立中学高等学校協会常任理事、日本私学教育研究所監事・教育課程専門委員、日本私学中学高等学校連合会監事、日本FEBC理事(2013年)、学校法人草苑学園理事(2016年)キリスト教学校教育同盟常任理事(2018年)、学校法人日本聾話学校理事(2019年)などを歴任。
2018年に文部科学大臣表彰を受賞した。